マンション売買の流れ
マンションの不動産売買は、①資金計画とローン仮審査②相場調査と物件・査定の比較③内見・ホームインスペクション④価格交渉と申込⑤売買契約⑥住宅ローン本審査⑦引渡し・登記、の順で進みます。重要なのは「相場」「状態」「条件」を数字で比較することです。管理状況(修繕積立金の残高・長期修繕計画)や騒音・日照・ゴミ置き場の位置など、暮らしの実感値も内見時に確認しましょう。
価格と費用の見立てが甘いと、契約直前で計画が崩れます。ここからは“相場の掴み方”と“諸費用の見積もり”を押さえ、無理のないスケジュールを組むための実践ポイントを紹介します。
価格相場の調べ方
・近隣の成約事例(築年・階数・方角・専有面積)を条件一致で比較
・管理状況と共用部のグレード差を調整して評価
・直近の金利動向と在庫数をあわせて需給を把握
・売却は“3社以上で査定→根拠提示のある価格”を採用
諸費用とスケジュールのコツ
購入は仲介手数料・登記費用・火災保険・ローン手数料等で物件価格の約7〜10%が目安、売却は仲介手数料・測量/書類取得・抵当権抹消などを見込みます。住宅ローンは事前審査→本審査で最短でも2〜3週間を想定し、引渡し日は管理組合への届け出や引越し規約の確認を先に済ませるとスムーズです。最後に、契約書と重要事項説明の不明点は必ず「書面で」確認しましょう。