不動産売買における査定の基本
不動産を売却する際に欠かせないのが「査定」です。査定とは、不動産会社が物件の価値を金額で示すことを指し、売却価格の目安となります。査定には机上査定と訪問査定があり、状況に応じて使い分けることが重要です。
机上査定とは
机上査定は、周辺の取引事例や公示地価、物件の基本情報をもとに算出される簡易的な方法です。短時間で結果が出るため、まず売却の相場感を知りたい場合に適しています。ただし、現地の状態を反映していないため、正確さには限界があります。
訪問査定とは
訪問査定は、不動産会社の担当者が実際に現地を確認して行う方法です。建物の劣化具合や日当たり、周辺環境などを加味するため、机上査定よりも現実的で精度の高い査定額が期待できます。売却を具体的に検討している場合には必須といえるでしょう。
このように査定方法にはそれぞれ特徴があり、売却の目的やスケジュールに応じて選ぶことが大切です。最初に机上査定で目安を掴み、その後に訪問査定で詳細を確認する流れがおすすめです。複数の不動産会社に依頼して比較することで、納得感のある査定額を見極めることができます。